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昔、昔あるところにまずしいおじいさんとおばあさんが住んでいました。
ある寒い雪の日、おじいさんは町へたきぎを売りに出かけた帰り、雪の中に何かが動いているのを見つけました。
「あれは何だろう。」
おじいさんはわなにかかっている一羽の鶴をみつけました。動けば動くほどわなは鶴を締めつけているので、おじいさんはとてもかわいそうに思いました。
「おやおや、かわいそうに、さあさあ、はなしてあげる。これから、気をつけるんだよ。」
そうして鶴を助けてやると、鶴は山の方に飛んでいきました。
家に帰ると、おじいさんはおばあさんに、
「さっきわなにかかった鶴を助けてやった。今日はよいことをした。」
そういうと、入口の戸をたたく音がしました。


